空き家を売却し、老後資金に当てたいと考えているのですが、遺産分割協議に応じてくれない相続人がいます。どうしたらよいでしょうか?

空き家を売却し、老後資金に当てたいと考えているのですが、遺産分割協議に応じてくれない相続人がいます。どうしたらよいでしょうか?

【質問】

ご両親が亡くなって、複数の相続人がいる場合に起こりうる可能性があります。
また、その相続人の中に「親の面倒をよくみた…」というケースもあります。

その場合、面倒をよくみたし、今までお金もたくさん使ってきたので、
可能であれば全て相続して売却し、老後の資金に当てたいと思っていました。

しかし、遠方にいる兄が遺産分割協議に応じてくれません。
その場合、どういう手続きをすればよろしかったでしょうか?

【回答】

まずはお兄様が住んでいる家庭裁判所に遺産分割調停を申し立てをしてみたらいかがでしょうか?
調停で話し合い解決できるのが一番望ましいですね。

遺産分割調停とは,家事審判官(裁判官)と調停委員で組織される調停委員会が、中立公正な立場で、当事者双方から言い分を平等に聞いて調整に努め、具体的な解決策を提案するなどして、遺産分割について、話し合いで円満に解決できるよう斡旋する手続きです。 調停委員は、民間から選出された非常勤の裁判所職員です。

調停は話し合いでの解決を目指す手続なので、今までご両親の面倒を誰がみてきたのか?
などの話を双方から聞くことにより、具体的な解決方法を提案し、円滑な解決ができるようになります。

また民間から選出された非常勤の裁判所職員の意見を聴くこともできることから、
相続人同士で直接遺産分割協議するよりも,円満に解決できる可能性が高くなります。

ただ、もし調停で解決がむずかしい場合,
家庭裁判所の審判によってご実家の土地建物が遺産分割されます。

 

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